クライアント名

株式会社 羽田未来総合研究所 様

実施時期

2021年1月~3月

掲載日

2022年5月25日

 株式会社 羽田未来総合研究所 様がご支援されていた伝統的工芸品産業支援プロジェクトに、外部専門家(期間限定)として参画し、次年度のアクションプランを設定するための状況整理やマインドセットについて支援致しました。

 伝統的工芸品産業支援プロジェクトは、伝統工芸品産地の若手後継者を創出・育成する事業や、異分野や他産地との連携事業、国内外の大消費地等での需要開拓などの事業支援を目的としています。

実施背景

羽田未来総合研究所様のご支援されている数あるうちの2つの産地で、この支援プロジェクトを進めるためにそれぞれ課題がありました。どちらも、計画に対しての「自分事化」と「理解の更なる向上」が重要なカギでした。

  1. 支援事業で求めていく「あるべき姿」に対し、産地側での解像度が低い。(インサイトの更なる掘り起しが必要)
  2. 「あるべき姿」を漠然ではあるものの大きな熱量をもったもののがある一方、具体的なネクストアクションを定めきれていない。

アプローチ

1. 主体となる事業者へのヒアリング

支援事業計画に対し、現状とあるべき姿、あるべき姿に向かっての行うべきアクションと必要な体制など、どれだけの粒度で理解し、計画をとらえているのか。また、そこには「原動力」となる自身の想いがどれだけこめられているのかをヒアリング。

2. 「あるべき姿」を具体化させるスペシャルコンテンツ

「あるべき姿」に対し、解像度が低いと感じられた産地に対し、羽田未来総合研究所様のもつ、分野的には近しい距離にいる異分野の有識者との「繋がり」を最大限活用したスペシャルコンテンツ(動画)を制作。

3. 益子WEB陶器市を事例に講話&ネクストアクションに向けた対話

強い想いがありながらネクストアクションが具体化しきれなかった産地に対し、同じ伝統工芸品産地である益子での取り組みを事例に、目指した姿・アクション・苦労したポイント・実績などを今回の支援計画とリンクしながら講話。また、現地での協力者も含めた「チーム作り」について対話。

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